この度2022-2023年度福山丸之内ロータリークラブ会長に就任することになりました竹本雅雄です。これを執筆している2022年4月現在、新型コロナ感染症の第6波が全国的に広がって、治まる気配がみられません。ここ福山でも、連日100人以上の感染者が出ています。2年3ヶ月前に世界的に流行し始めて、最初は半年もすれば治まるだろうと思っていましたが、治まりません。1年前も、もう1年もすれば治まるだろうと思っていましたが、治まっていません。今では1日5~10万人の感染者の発生がずっと続くのではないかと思っています。
今までは、まん延防止対策をすれば感染者数は減少してきていましたが、今回の第6波は、まん延防止対策をしても減少しません。まん延防止対策が有効でない状態での経済対策もある中で、2022年3月にまん延防止対策が終了になりました。ということは、これから感染者数が増加になる可能性が高くなります。2年前の最初の頃は、感染者数の2~3%の死者数でしたが、最近は、ワクチンや薬のおかげで、0.1%の死者数に減っています。しかし、感染者の数が1日7~8万人ととても多い数なので、死者数は変わらず、毎日100人前後の人が亡くなっています。これほど広がった感染症からは逃れることは出来ず、いずれ皆様も感染すると思われますが、感染時期は遅ければ遅いほどいい。もうすでに皆様もワクチンを接種されていると思いますが、これによって死亡率がかなり下がっています。さらにすでに経口槃などが一部の病院では処方できるようになっています。しかし、インフルエンザの薬のように直ぐに効くというのではなく、死亡率を減らし、症状を少し改善する程度という話です。
この新型コロナ感染症のため、経済活動のみならず日常生活も制限されています。せっかく苦労して計画した集会や行事といった、みんなが楽しみにしていたイベントが中止や縮小といった状態です。楽しい旅行も難しくなっています。
さて、本年度RI会長ジェニファー・ジョーンズ氏のテーマは「IMAGINE ROTARY」です。初の女性会長となった同氏は、ジョン・レノンによる有名な曲「イマジン」の歌詞を交えて、ポリオの根絶や平和の実現に向けて行動するために「想像する」ことを掲げられました。日本では女性会員の数が少ないですが、2023年までにロータリー会員基盤の30%を女性にする目標も立てられています。また、第2710地区石川良興ガバナーのガバナー信条は、「人生100年時代に向けて、健康寿命を延ばそう」~がん・生活習慣病の予防~です。石川ガバナーは医師でもあり、がん・生活習慣病予防やアンチェイジングに取り組むよう要望されています。
本年度福山丸之内ロータリークラブのテーマ「無事これ名馬」ですが、この言葉は、菊池寛という人が作った言菓です。この人は競馬が大好きで馬主にもなっていました。「無事これ名馬」は、病気や怪我もなく、第一線で活躍し続ける馬こそが名馬である、という意味で使われます。時折突出した力をいくら発揮して優勝したとしても、怪我や病気で出走をやめることが多いような馬は、これは決して名馬ではない、ということです。今では、競走馬に限らず、ポーツ選手に関してもよく使われています。卓越した技量の持ち主でも、怪我などして試合に出られないことが多いのなら、それは名選手とは言えない、怪我や病気なしに常に第一線で活躍し続けることこそが、卓越した選手なのだ、という主張です。
私も医師であるので、石川ガバナーの信条を受けて、クラブテーマは何か前向きな方針を掲げるべきなのでしょうが、何をするにしても、まず体が元気でないと始まらない。その元気な体を脅かすのが、今猛威をふるっている新型コロナウイルスです。この病魔をうまくすり抜けて、1年間無事でいて欲しいという願いで、このテーマにしました。元気な体、その先に職業奉仕や楽しいイベントが待っていると考えています。
私の予想ですが コロナワクチンの有効期間は4~5ヶ月と思っています。3回目の接種が、最初は前回ワクチン接種から8ヶ月経過した人が打てるとなっていました。その後7ヶ月後になり、今では6ヶ月後に接種となっています。今後は6ヶ月毎に打つようになるのではないかと思っていますが、6ヶ月毎だとlヶ月の空白が出来ます。この時に流行すると思われます。
皆さん、どうか無事で1年後も笑顔でいてください。当年度が始まる7月には、先述の私の予想が全部はずれて、コロナ問題が過去の話になっていることを切に願います。